提案モックE / Pro価値の再設計(旧・PM判断シートを置換)

ROUNDIE Pro は「何にお金を払うのか」を作り直す

現状の Pro は2つの機能ゲート(5人以上のコンペ/世界ランキング全解放)で成立している。だが趣味特化SNSのサブスク成功例10社を横断調査すると、 課金が刺さるのは「できる/できない」ではなく 「記憶の深さ・年次の資産・応援というステータス」 の3型だった。 ROUNDIE の本来の強み=色カード・称号・年間ヒートマップ・コンペを、機能ゲートではなく“見せ方”に組み替える提案。

ゲートが弱い。「5人以上のコンペ」「世界ランキング全件」は、多くのユーザーが月1しか開かない ROUNDIE では“いつ効くか”が伝わりにくい。
強みと課金理由がズレている。ブランド軸は「その日のゴルフが、色になって残る」なのに、払う理由は競争機能側にある。
低頻度アプリの継続動機が無い。毎日開かせない設計なのに、年間を通して“受け取る楽しみ”が Pro に無く、年額の維持根拠が細い。
このモックでPMに決めてほしいこと
  1. 価値の束ね方推奨=3バンドル(①年次資産+②履歴の深さ を核、③応援ステータスで解約防止)。1本に絞るか3本立てか
  2. 新規ゲート候補の採否推奨=「YEAR IN COLOR(年次資産)」を新規実装して目玉に。※現状これは未実装(Wrappedは非出荷)=実装判断とセット
  3. 価格の見せ方推奨=年額デフォルト+「月あたり」換算表示($39.99 据え置き)。JPY現地表示にするかも論点
  4. 現状ゲートの扱い推奨=据え置き(価値はそのまま)/訴求の主役だけ①②へ。無料化するかも論点(詳細は末尾4論点)
提案の核 / リサーチ由来

Pro の価値を、3つの束に組み替える

機能の羅列ではなく「ユーザーが得る体験」で束ねる。①②を核コピーに、③で解約を防ぐ。 各束は ROUNDIE の既存資産(色カード・称号・ヒートマップ・コンペ)に紐づく。無料機能は一切削らず、加算のみ

BUNDLE ①

1年分の記憶が、
あなただけの1枚に

年次アイデンティティ資産。月1しか開かなくても「年末に受け取る」継続動機が生まれる。

紐づく資産 → 18色カード / 年間ヒートマップ
  • 新規YEAR IN COLOR ― その年のラウンドを1枚に(18色ストリップの年間積層)
  • 新規ラウンドカードのカスタム見た目(テーマ/カバー/背景)
  • 新規プロフィール(ROUNDIE CARD)の飾り
型: Letterboxd Patron + Spotify Wrapped。低頻度でもバイラルする年次資産。ブランド軸と完全一致
BUNDLE ②

積み上げた自分が、
全部つながって見える

履歴の“深さ”ゲート。無料で今回のカードは全部見える。Proは横断して深く読める。炎上リスクゼロ。

紐づく資産 → ラウンド履歴 / 称号109種 / コース記録
  • 新規全ラウンド横断のトレンド(調子の推移・傾向)
  • 新規コース別スタッツ(得意/苦手コースの深掘り)
  • 新規称号進捗の深掘り+年別パーソナル統計ページ
型: Fishbrain / Letterboxd stats。「できる/できない」でなく「自分の蓄積をどこまで深く読めるか」をゲート=既存無料を削らない
BUNDLE ③

応援する、という
関わり方

“インサイダー”というステータスと帰属で払わせる補助軸。年払いの解約を物理資産で防ぐ。

紐づく資産 → PATRON創設章(⑦) / 称号エンジン
  • 新規PATRON(応援者)限定バッジ・称号
  • 新規新機能の早期アクセス
  • 新規年払い者に毎年届く物理コレクタブル(YEAR IN COLORのポストカード等)
型: Untappd Insiders。“サポーターであるステータス”+毎年届く実物で継続。※物理は戦略書①③⑪の条件付き=別ゲート
新規 新規提案(現状未実装・実装判断が必要) 現状 現行アプリに実在
線引き / 炎上回避の要

無料と有料の線引き

Strava(2020 既存無料機能を有料化)・Komoot(2025 買い切り廃止)は、「今まで無料だったものを取り上げた」から炎上した。 ROUNDIE は逆をやる ― 無料機能は一切そのまま、Proは“足す”だけ

領域無料(据え置き・一切削らない)ROUNDIE Pro(加算のみ)
ラウンド記録 18色カードの記録・保存・共有 全部今回のラウンドカードは全部見える カードのカスタム見た目(テーマ/背景)バンドル①
スタッツ・履歴 AVG/BEST/ROUNDS・年間ヒートマップ・称号の獲得と表示 全ラウンド横断トレンド/コース別/年別統計ページバンドル②
年次まとめ 基本の年次まとめ画像・カード共有「基本版は無料」を先に公約(③無料公約) YEAR IN COLOR(飾った年次資産)+物理化バンドル①③
フィード・交流 👏拍手・コメント・シェア・フォロー ―(無料のまま)
コンペ 4人までのコンペ作成・参加 5人以上のコンペ据え置き=価値はそのまま/訴求の主役は①②へ
ランキング フレンド/称号内リーグ・世界1位の表示 世界ランキング全件解放据え置き=価値はそのまま/訴求の主役は①②へ
応援・帰属 PATRON限定章・早期アクセス・年次コレクタブルバンドル③
◎ 炎上回避の原則(Strava/Komoot の逆)

既存の無料機能を1つも有料に移さない。移行時は既存ユーザーを全 grandfather(据え置き)し、告知は「取り上げる」ではなく「足す」トーンで。 年次まとめは「永久無料」でなく「基本版は無料」と限定文言にし、将来のPro差別化を自縛しない(戦略書③')。

アプリ内ペイウォール / aha直後に出す

「あ、これは払う価値ある」と感じる1画面

ペイウォールはaha(初回ラウンドカード完成/シーズンが溜まった瞬間)の直後に出すと転換3〜5倍。 機能の羅列ではなく「トリガーになった体験」を見せる。価格は年額デフォルト+「月あたり」換算

◆ 今シーズン 8ラウンド、色がそろった

1年分の記憶が、
あなただけの1枚になる

今シーズンの色を、深く残して、飾って、1枚に。ROUNDIE Pro で受け取れます。

YEAR IN COLOR で残す提案
その年のラウンドが1枚の作品に。カードの見た目もカスタム。
積み上げを、深く読む提案
全ラウンド横断のトレンド・コース別・称号進捗の深掘り。
コンペも、世界ランクも現状
5人以上のコンペ・世界ランキング全件も、そのまま解放。
33% お得
年額プラン
月あたり$3.33相当・年1回請求
$39.99 /年
いちばん人気
月額プラン
いつでも解約
$4.99 /月
年額で Pro をはじめる
いつでも解約できます。既存の無料機能はそのまま使えます。
復元利用規約プライバシー
◆ この画面の設計意図
  • aha直後に出す。「今シーズン8ラウンド、色がそろった」=ユーザーが実際に体験した蓄積をトリガー文言に。機能でなくtransformation(1枚になる)を語る。
  • 年額をデフォルト選択。「月あたり$3.33相当」を併記(年契約は40〜60%維持・月デフォルトは20%未満/RevenueCat・Mojo)。
  • 明快さ > 創意。3ブロックで①年次資産②深掘り③現状ゲート。1画面で完結。
  • 炎上回避を画面内に明記。「既存の無料機能はそのまま使えます」。
⚠ 断定しない(現物との整合)
  • YEAR IN COLOR・カスタム見た目・深掘り統計は未実装の提案(現物では Wrapped は非出荷)。実装判断とセットで、決まるまで訴求で断定しない。
  • 現行 Pro が実際にゲートしているのは5人以上コンペ/世界ランキング全解放の2点のみ(product-truth §14)。この画面はその上に“加算”する提案。
  • ROUNDIE に広告は無い(広告SDK不採用が確定)ため、他社が使う「広告なし」は Pro 特典に使わない。
※ ラウンド数・色ストリップ・価格表示はすべてダミー(価格は現行 pricing-spec の $39.99/年・$4.99/月 を反映)
他社比較 / 立ち位置

趣味特化・低頻度アプリは何を有料にしているか

競争機能ではなく「年次資産・履歴の深さ・応援ステータス」が課金を作っている。ROUNDIE はこの3つを束ねる。

サービス何を有料にしているか課金の型
LetterboxdPro $19/Patron $49 年 パーソナル統計ページ(Pro)+カスタムポスター・見た目の装飾(Patron)。上位ゲートは機能でなく“飾る虚栄” 履歴の深さ+アイデンティティROUNDIEに最も近い構造
Spotify Wrapped無料機能 年次まとめ自体は無料だが、1年通した継続動機とシェア(2024年4.25億シェア)を生む年次資産の教科書 年次アイデンティティ低頻度でも年末に受け取る
Untappd Insiders$54.99 年 詳細統計+限定シークレットバッジ+年払い者に毎年届く物理マグネット。機能でなく“サポーターのステータス” 応援=インサイダー+物理年払い解約防止
Fishbrain$74.99 年 無料はプレビュー、有料は自分のログに基づく月/時間帯別の詳細統計=蓄積をどこまで深く読めるか データ資産の深さ
Strava約$80 年 GPS・セグメント分析等の実利。2020年に既存無料機能を有料へ移動して炎上 実利ゲート※避けるべき移行の型
VSCO$29.99〜$59.99 年 「いいね/フォロワー数を見せない」=数字を追わず創作に集中、を価値の核に 非競争アイデンティティ
ROUNDIE Pro$39.99/年・$4.99/月 年次資産(YEAR IN COLOR)× 履歴の深さ × 応援ステータス の3束。無料機能は一切削らず加算のみ。既存の2ゲートは据え置きで価値はそのまま・訴求の主役だけ①②へ 3型を統合記憶プラットフォームの見せ方に組替
※ 他社の価格・内容は 2024〜2026 の公開情報に基づく調査値(提案の参考・変動あり)
まだ再検討フェーズ / 断定しない

PMと決めたい論点

これは意思決定シートではなく価値設計の提案。各論点に推奨と代替を併記した。決めるのはPM。

論点 01

価値の束ね方 ― 3バンドルか、1本に絞るか

★推奨3バンドル。①年次資産+②履歴の深さを核コピー、③応援で解約防止。低頻度アプリの継続動機(①)と炎上ゼロの土台(②)を両立
代替A①年次資産1本に絞る。「1年分の1枚」だけで訴求をシンプルに。ただし年1回しか価値を感じない弱さ
代替B②深掘り統計を主軸に。既存資産だけで作れ実装が軽く炎上リスク最小。ただしバイラルは弱い
論点 02

新規ゲート候補の採否 ― YEAR IN COLOR を作るか

★推奨作る(目玉に)。年次集計ビュー+色ストリップ積層を新規実装。ブランド軸と完全一致・バイラル最大。※Wrappedは現状非出荷=実装判断とセット
代替当面は②深掘り統計のみ。既存データで実装でき、炎上・工数リスクが最小。年次資産は母数が育ってから
論点 03

価格の見せ方 ― 通貨と換算表示

★推奨年額デフォルト+「月あたり$3.33相当」。価格自体($39.99/年・$4.99/月)は据え置き。USD統一ルールを維持したまま提示順とデフォルトで最適化
代替JPY現地表示に切替。「月あたり約¥490」の方が日本ユーザーには刺さる。ただしUSD統一ルールの例外承認が必要
論点 04

現状ゲート(5人コンペ/世界ランキング)の扱い

★推奨据え置き=既存Pro価値はそのまま。その上で訴求の入口を①②にし、2ゲートは主役から外す。既存課金者の価値を失わず炎上もしない
代替無料化して完全な加算モデルへ。炎上リスク最小で思想は最も純粋。ただし現Pro課金者の価値が痩せ、移行時の説明が必要
根拠: bizdev/roundie-monetization-deep-strategy-2026-07.md(③'⑦'⑪')/ Pro価値 他社比較リサーチ(10検索・Letterboxd・Untappd・Fishbrain・Spotify Wrapped・Strava・Komoot・VSCO・Duolingo・AllTrails)/ marketing/roundie-product-truth-2026-07.md(§14 現行Pro・§9 Wrapped非出荷)。
性質: これは実装前の価値設計の提案モック。新規(提案)と現状(実在)を明示し、未実装機能は断定していない。数値・色ストリップ・価格表示はダミー(価格のみ現行 pricing-spec 反映)。